“医療の谷間に火を灯す”
これは、私の母校である自治医科大学卒業生の誰もが、心に刻む言葉です。
すなわち、医療の行き届かない地域にも我々自治医科大学出身の医師が自ら赴いて、地域医療に貢献しようという心意気を表します。
私は、自治医科大学を卒業後、三重県最南端の医療過疎の地、紀和町の診療所に約3年間、勤務致しました。そこでは、様々な病気を診察する他、検診や健康教育活動を行い、地域の健康増進にも努めて参りました。その後、三重大学病院や米国留学、鈴鹿中央総合病院勤務を経て、様々な呼吸器疾患の診療や研究に携わり、内科一般をベースに、呼吸器内科医としての専門性を身につけることができました。
三重県は、呼吸器専門医の数が全国的に見ても非常に少なく、その結果として、呼吸器疾患を専門的に診る病院やクリニックが不足しています。三重県は、呼吸器疾患診療の分野で、まさに医療の谷間にあると言えるかもしれません。
この度、継承という形ではございますが、亀山の地に、内科・呼吸器内科クリニックを開設させていただくことができました。
微力ではございますが、今までに培った経験を基に、地域の医療に貢献できるよう、精一杯頑張る所存でございます。
これから、よろしくお願い申し上げます。
医療法人 好日会
こばやし内科・呼吸器内科クリニック 院長小林 裕康