ぜんそく外来
ぜんそく外来
長引く咳の中には気管支喘息が潜んでいることがしばしばみられます。気管支喘息の存在は太古の昔から知られていましたが、大気汚染などの社会環境や生活様式の変化、またアレルギー疾患の増加から、増加を認めています。しかし一方で、適切な治療を行うことで通常の生活が送れるようになるのも本疾患の特徴です。その点において、早期に適切に診断され、治療を行うことが重要になりますが、高血圧や糖尿病のように数値化して診断される疾患でないため、気管支喘息との診断がなされないまま、長期にわたり、咳止めの薬だけで対応された結果、気道狭窄の進行から息切れが強くなり、生活の質が高度に低下してしまった患者さんもみられます。現在は吸入ステロイドを中心に適切に治療が行われれば、多くの方が、咳の悩みから解放されます。ただ、中にはこれら通常のお薬で症状の改善が得られず、長期的に経口ステロイド薬の服用を余儀なくされるような重症喘息の患者様もいらっしゃいます。当院では、このような難治性喘息の患者様の福音となりうる生物学的製剤の投与にも力を入れていきたいと考えています。喘息治療でお悩みの方、是非、当院受診をご検討ください。