間質性肺炎外来
間質性肺炎外来
間質性肺炎はウイルスを含む病原微生物の感染、長期にわたる粉塵暴露などの外的要因に加えて、膠原病などの自己免疫疾患が原因となる内的な要因がありますが、中には原因不明で、進行性・予後不良の特発性間質性肺炎があります。いずれも高度の息切れ、空咳が特徴であり、進行すると肺が線維化し、動いた時の低酸素進行がみられます。その際には在宅酸素療法が必要となり、身体障害者の手続きも必要となります。未だ根本的な治療が存在しない難治性疾患で、若年者の場合は肺移植が検討されるような病態でありますが、最近では肺の線維化を抑制する抗線維化薬の使用が可能となり、効果が期待されています。個人的に本疾患との関わりも長く、また肺移植の患者様の診療にも携わって参りました。空咳・息切れを自覚される方がいらっしゃいましたら、当院にご相談ください。